パッシブセンサー

・ 身近でも利用されている

パッシブセンサーは、人の体から出ている赤外線を感知し、そこに人がいるということを認識させるシステムです。
主に防犯の用途で使用されていますが、照明にもパッシブセンサーを利用しているものがあります。

店舗や一般住宅で、電気の近くを通ると自動的に照明がつくタイプのものがありますよね。
あれはパッシブセンサーの性能を利用してつくられています。

同様のセンサーにアクティブセンサーというものがあり、パッシブセンサーが熱などを受信して人の存在を感知するのに対し、アクティブセンサーは赤外線ビームを随時放出し、そのビームにかかった人や物体を感知します。

アクティブセンサーも防犯の用途で使用されていますが、そのほかには駐車場など一定の距離を超えると危ないという場所で、感知したときに警報を鳴らしたり、お知らせをするという機能に活用されています。

・ メリット、デメリット

パッシブセンサーのメリットは、天井などに設置することが多いので邪魔にならずに使用できるという点です。
また、防犯以外でも人や物体を検知する必要性は意外と多く、汎用性が高いという面でもメリットがあります。

例えば病院などでは、入院患者が不必要に徘徊をするのをチェックするために、パッシブセンサーが導入されているところが多いです。。
相手を驚かせたり、気づかれることなく検知できるので、病院での使用目的にとても適しています。

デメリットは、人を検知することはできますが、検知してどこかに通報するなどの機能は備わっていないので、防犯機能としてはほかの製品に劣るという点が挙げられます。
パッシブセンサーを防犯の用途で使用する場合には、別途防犯カメラを近くに取り付けるなどの対処が必要です。
実際にパッシブセンサーの近くに防犯カメラを取り付けている機器は、いろいろな施設で見ることができます。

会社でもパッシブセンサーに防犯カメラを併設している企業は多いので、だれもいないと思ってうっかりフロア内で着替えてしまったとか、ちょっとお行儀を悪くしてしまったという人が、後から気づいて心配になってしまうこともあるようです。

パッシブセンサーは、まったく犯罪に無関係な人は「天井についている白い機械はなんだろう」くらいにしか思わないようですが、犯罪を目論んでいる人はパッシブセンサーについて熟知していますので、あの手この手を使って作戦を練ります。

一般住宅で、防犯ガラスと並行してパッシブセンサーをつけているのであれば十分防犯機能を果たしますが、企業などの場合はパッシブセンサーにプラスして警備会社のシステムを導入するなどの対策を取ると、より高い防犯効果が期待できるでしょう。