静脈認証センサー

・ いろいろな施設で取り入れられている

よりセキュリティを高めるために、その人しか認証できない「生体認証システム」の開発が進んでいます。
現在生体認証システムとして注目されているのが「静脈認証」で、手のひらをかざすことでその人を特定し、ロックや解除が行えるシステムです。

使い方としては、認証マシンに手のひらをかざし、赤外線を照射することでマシンがその人の赤血球を認識します。
当然事前に静脈パターンを登録しておくことが必要になりますが、赤血球のパターンは誰かと同じということはなく、双子でも同じ赤血球のパターンはありえません。
また加齢によって変化していくこともないので、かなり高い確率でのセキュリティを確保することが可能です。

生体認証で有名なのは「指紋認証」ですが、指紋認証はケガなどで状態が変わってしまう可能性が高い上に、汗をかいているときなどは認証しにくいという問題がありました。
静脈認証はこうした皮膚の外側の影響を受けにくく、生体認証の中でもスムーズに認証を行えます。

・ メリット、デメリット

一番のメリットは、やはり高レベルでのセキュリティが保たれるという点です。
これまでの認証方式では偽装などの危険がありましたが、生体認証ではまず偽装は不可能なので、偽装の心配はありません。

また、カード認証だとカードを取り出して差し込む、またはかざすという手間が必要ですが、静脈認証は手をかざすだけで認証できるので、体が不自由な方も手軽に行えます。

デメリットは、カード認証システムよりもコストがかなりかかること、また体調などによって赤血球の状態が変化したり、認識しにくかったりすると、認証までに時間がかかってしまうという点もデメリットであるといえるでしょう。

・ 使用方法と活用されている場所

静脈認証の使用方法は、指紋認証同様、最初に利用者の静脈パターンを機会に登録します。
登録方法はおても簡単で、手を3回かざすだけで完了するので、機会に疎い人でもスムーズです。
両方の手を登録することができるので、ケガなどで片手を上げることができない場合も、もう片方の手で認証できます。

手をかざすときに揺れてしまっても、手の甲をかざすなどよほど使用方法を誤らない限り、高度な精度なのでしっかりと認証できますので、実に簡単です。

静脈認証システムは、主に企業や銀行などで活用されています。
銀行では社員のために導入しているのはもちろんのこと、ATMで現金の引き落としなどを行う利用者のために導入されているところも多いです。

ATMの利用者は高齢者もたくさんいらっしゃいますので、このように手軽に利用でき、かつ高いセキュリティが保てるシステムは今後の需要もどんどん高まっていくに違いありません。