情報漏えい対策ソフト

企業で使用するパソコンを物理的に不正アクセスから守るための対策として、情報漏えい対策ソフトを導入するという方法もあります。
情報漏えい対策ソフトの中でも完成度が高いことで知られているのがFUJITSUグループである富士通ソフトウェアテクノロジーズが提供する「Portshutter (ポートシャッター)」というものがあります。
Portshutter (ポートシャッター)では、富士通が提供する法人向けパソコンに標準搭載されているソフトですが、業務上の使用が想定されるネットワークや外付けの機器以外のものを接続しようとしても機能をしないようにしてしまうという働きをします。

企業における情報漏えいが起こるケースとして、企業内で使用しているパソコンに本来使用をするべきではないようなデバイスを接続をしてしまうことがかなりの割合であります。
実際にあった事例でも、学校や医療機関で使用していた学生や患者さんなどのデータを自宅などで別の目的に使用するためにUSBメモリやその他媒体を使って保存しておき、それを紛失・置き忘れをしてしまうということがありました。
Portshutter (ポートシャッター)を使用することにより、社内で認められているデバイス以外の機器・デバイスを外付けすることができなくなるため、データの持ち出しや目的外のソフトウェアのインストールを避けることができるようになります。

現在、ネットを通じたウイルス感染というとインターネットを通じたダウンロードによって起こるものというふうなイメージが強くなっていますが、案外感染が起こる原因として見逃せないのが外部からのデバイス接続によるものです。
USBメモリやCD-ROMなどの媒体に記録するデータには、AutoRun.exeという接続をすると同時に動作を開始するプログラムが同封されていることもあり、それが勝手に不要なソフトウェアをパソコンにインストールしてしまっているということも実際にあります。
また許可されたUSBメモリなどの媒体以外をデバイス使用できなくしてしまうことにより、社外にデータを持ちだされる可能性が激減するので、ウイルス感染を防ぐことと持ち出しによる情報漏えいを防ぐこととの両面からのブロックをすることができます。

しかしながら、企業におけるパソコン・インターネット使用は既に常識化していることから、あまりガチガチに制限をかけすぎてしまうとむしろ業務に支障をきたしてしまうということもあります。
Portshutter (ポートシャッター)は便利なソフトウェアではありますが、規制の範囲をどこまでにするかということをしっかり決めておかないと、結局業務を優先するあまりきちんと漏洩対策をとらずにルーズな運用方法がとられてしまう可能性もあります。
情報漏えい対策は、機器だけに頼るのではなく研修により危険性を周知徹底させることや担当者による判断の幅を広げるといった柔軟な対策が求められます。